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借金が200万円ある場合、自力で返済をするのは、キツイけれども、自己破産までする必要があるかと思いませんか?

実際、世の中には200万円以上の借金があっても、がんばって返済をしている人もいます。

ですから、200万の借金を自己破産をするのは甘えじゃないかと自分を責める気持ちが生まれる人もいるかもしれません。

そこで、ここでは、自己破産の金額の目安や自己破産ができる条件について解説をしていきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

自己破産をした人の平均負債額と年収

日本弁護士連合会と消費問題対策委員会は2014年破産事件及び個人再生事件記録調査にて自己破産をした人の負債額や月収の統計データを発表してます。

それによると、自己破産をした人の平均負債額は2,414万3,329円ですが、半数近く(48.22%)の人達の負債金額は500万円未満となっています。

さらに、借金200万円未満で自己破産をした人達の割合は、21.21%となっています。

つまり、自己破産をした人の5人に1人は、借金200万円未満で自己破産をしているというのです。

自己破産ができる条件とは?

自己破産ができるかどうかは、もちろん、借金の金額も重要ですが、それと共に、あなたの返済能力がどれくらいかという点もポイントになってきます。

実際、月収が15万円ぐらいだと、家計の状況にもよりますが、生活費を差し引いても返済に回せる金額がほとんど生まれない場合は自己破産も選択肢の一つとなってきます。

実際、借金が200万円でも、

  • 年金が少ない高齢者
  • 生活保護を受けるような状況の人
  • 病気やリストラでまったく収入がない人
  • 収入がない専業主婦
  • 生活が困窮しているシングルマザー

などは、200万円の借金でも自己破産が認められる可能性は高いと言えます。

では、どれくらい返済の能力がなければ、200万円の借金でも自己破産を裁判所から認められるのでしょうか?

その判断をする上で、任意整理や個人再生で解決ができるかという点が重要となって来ます。

任意整理や個人再生で解決できる場合も

借金が200万であっても人によっては、過去に利息を払い過ぎていて過払い金が発生しているケースがあります。

そういった人が、任意整理を行なうと、借金が大きく減額されて、あとは、残債を原則として3年間で返済することになりますが、その段階で返済できる人も出て来ます。

また、個人再生を行なうと、200万円の借金は100万円まで減額することも可能です。

ですから、あとは、返済期間に応じて以下の返済額が支払えるかどうかがポイントとなってきます。

  • 3年間で返済する場合:月々の返済額は約28,000円
  • 5年間で返済する場合:月々の返済額は約17,000円

しかし、それでも返済が難しい場合は自己破産ということになります。

ただ、あなたの借金200万円がどれくらい減らせるかは、分かりづらいという人もいらっしゃるかと思いますので、そういった場合は無料の借金減額診断を受けてみることをお勧めいたします。

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自己破産のデメリットも理解しておく

収入の状況によっては、200万円の借金でも自己破産をして免責を受けることは可能です。

ただ、自己破産はすべての借金がチャラになるというメリットがある代わりに以下のようなデメリットがあります。

  • 同居家族の収入証明書の提出を求められる可能性もあるので主婦の方は旦那にバレる可能性が高くなる
  • 一定以上の財産は手放す必要がある
  • 警備員の仕事など復権するまで制限される資格や職業がある
  • すべての借金が整理の対象となる
  • 官報に名前や住所が記載されてしまう

ですから、自己破産をする場合は、上記のデメリットも考慮した上で、弁護士とよく相談をしてみて下さい。

その人に合ったやり方がある

自己破産にはデメリットもありますが、任意整理や個人再生など、自己破産以外の方法で、無理に解決しようと思う必要もありません。

なぜなら、任意整理や個人再生の手続きを行った後、残債の返済途中で、支払いが遅れたり、滞納が遅れたりしてしまうと、任意整理では一括請求を求められ、個人再生では強制執行を掛けられるリスクが生じてしまうからです。

ですから、まずは弁護士や司法書士に相談したりしながら、余裕を持った形で返済シミュレーションを立てて、自分に最も合った債務整理の方法を選択していかれることをオススメいたします。