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夫婦で借金をしている場合は、債務整理を一緒にやるべきなのでしょうか?

それとも、夫だけ、或いは妻だけと、どちらか一方が債務整理をするのが良いのでしょうか?

当サイトでは、夫婦揃って債務整理することをオススメしていますが、その理由も含めて解説していきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

夫婦で一緒に債務整理するメリット

夫婦で借金を抱えていて債務整理を一緒にする場合、以下のようなメリットがあります。

借金問題を根本的に解決できる

夫婦で借金をしている場合、夫婦揃って債務整理をする最大のメリットは、借金問題を根本的に解決することができるということです。

夫婦は運命共同体ですから、夫婦の一方だけが債務整理をしても、家庭の中ので借金問題は残り続ける可能性があります

例えば、妻だけが任意整理を行なってみたけれども、それだけでは借金問題が解決できず、結局、自己破産することになったとします。

そうすると、任意整理後に返済をしていた分は、丸々損をしてしまうという結果になります。

そのような二度手間にならないためにも、最初から夫婦の借金は弁護士や司法書士にまとめて相談されることをオススメいたします。

連帯保証人の問題にも対応

もし、住宅ローンなどで、配偶者が連帯保証人になっているようなケースでも、夫婦が片方のみ債務整理をすると、問題が生じてしまいます。

なぜなら、主たる債務者が債務整理を行なうと、返済できなかった分は連帯保証人にすべての請求が一括で行ってしまうからです。

そうなると夫婦全体の借金自体は減らないという結果になってしまいます。

また、連帯保証人である配偶者のみが債務整理を行った場合も、主たる債務者に対して影響ができる場合もあるので、ご注意下さい。

報酬費用を安くすることも可能

夫婦の借金を弁護士や司法書士に対して、一緒に相談して債務整理を行なうと、報酬費用が安くなる場合があります。

もちろん、これは弁護士や司法書士によって対応は異なりますが、無料相談の段階で、費用の支払いについて聞いてみるのが良いでしょう。

クレジットカードの問題はどうなる?

夫婦で揃って債務整理を行なう場合のデメリットとして挙げられるのは、二人とも信用情報機関に事故情報登録されてブラックリストに載ってしまうという点です。

ブラックリストに載ると、約5年~10年間は、新たな借入れをしたり、クレジットカードを使ったりすることができなくなってしまいます。

夫婦共々、クレジットカードが使えなくなるとマズイので、一方だけが債務整理をした方が良いのではと考える方もいらっしゃいます。

基本的に、クレジットカードを作成する際は、契約者本人のみの信用情報が照会されるので、契約者の配偶者が債務整理を行っていても、影響を受けることはありません

クレジットカードの審査を行なう際に、たとえ配偶者であったとしても契約者以外の信用情報を照会することは個人情報保護の観点に反するからです。

(その一方で、住所が同じであれば、契約者の情報を照会する際に配偶者の情報も出て来てしまうので、影響を受けるという人もいますが、ここら辺は、業界内の話なので分からない部分です)

しかし、もし専業主婦がクレジットカードを作る場合は、夫の収入が審査の対象になるケースがあります。

その場合は、審査が厳しくなってクレジットカードが作れなくなったり、途上与信の段階で使えなくなったりする可能性が出て来るのでご注意下さい。

相談は夫婦で一緒にするのがベスト

もし、夫婦の片方だけに多額の借金がある場合や、夫や妻に内緒で借金を作っている場合は、片方だけが債務整理を行なうというのも一つの選択肢です。

ただ、夫婦で借金を共有しているような場合は、債務整理を一緒にした方が効率が良くなるケースが多いです。

少なくとも、実際にどうするかは、弁護士や司法書士によく相談をしてから判断されることをオススメいたします。