任意整理とは、債務整理の中の手続きの一つです。

ここでは、任意整理の特徴や借金が減額される仕組みなどについてお伝えしていきます。

任意整理とは?

任意整理は、債務整理の中で、唯一、裁判所を通さない手続きとなっており、弁護士や司法書士が債権者に個別に借金の減額交渉を行っていくことになります。

任意整理を弁護士や司法書士に依頼してからの手続きの流れは以下のようになっています。

  1. 弁護士や司法書士が債権者に受任通知を送る(催促や取り立てがストップする)
  2. 債権者から取引履歴を取り寄せる
  3. 取引き履歴から引き直し計算を行ない、払い過ぎた利息(過払い金)がないか調査する
  4. 過払い金が発生していれば減額交渉を行なう
  5. 将来利息をカットしたり借入期間を決めて和解を締結する
  6. 和解で決まった返済期間に従って残債を分割返済していく

弁護士や司法書士に任意整理の手続きを依頼してから、和解が成立するまで、3ヶ月~半年かかるのが一般的です。

任意整理では借金減額がされる仕組み

任意整理で借金を減額できるポイントは2つあります。

  1. 払い過ぎた利息(過払い金)が発生している場合
  2. 将来利息をカットできた場合

厳密に言うと、任意整理で借金の元本を減額できるのは、過払い金が発生している場合のみとなります。

ですから、過払い金が発生していなければ、元本は減額されません。

参考記事:任意整理で元本が減額されるケースとされない場合の対処法

ただ、過払い金が発生していない場合でも、将来利息をカット出来れば、本来払うべきであった利息を払わずに済みます

実際、借金で苦しんでしまう理由の一つに利息の負担があります。

特に金利が高いといくらがんばって返済をしても元本は減らず、利息分だけでも100万円、200万円掛かってしまうケースはザラにあります

ですから、将来利息をカットすれば、今後、利息を一切払わず、元本だけを返済すれば良いので、完済への道が一気に進んでくことになるのです。

また返済期間は基本は3年ですが、交渉によっては5年、あるいは7年に延ばせるケースもあります。

参考記事:任意整理の返済期間は7年でも?長期分割はどこまで可能?

任意整理の費用

任意整理の費用は、債権者1件あたり、約数万円というのが相場です。

また、もし過払い金が発生して、その分が残債から減額されれば、減額報酬は減額された金額の10%というのが相場となります。

ですから、それだけの費用が掛かっても、それ以上に借金の減額分や本来支払うはずであったけれどもカットされた利息分が大きく上回るのであれば、任意整理はやってみる価値があると言えるでしょう。

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任意整理のデメリット

しかし、その一方で、任意整理にはデメリットがあります。

それは、借金を減額出来ても、信用情報機関に事故情報が約5年間登録されてしまうため、その期間は新たな借入れが出来なくなってしまうという点です。

そして、その期間は、住宅ローンなど、新たな借入れが出来なくなりますし、クレジットカードも持てなくなってしまいます。

ですから、その間は、月々の返済額が減った分、余ったお金を貯金に回したり、家族カードやデビットカードなど本人の信用状態に関係なく利用できるカードを使ったりするのも一つの有効な方法です。

借金をどれだけ減額できるか簡単に調べる方法

ここでは簡単に任意整理の特徴についてご紹介してきましたが、実際に、あなたの借金がどれくらい減額されるかはすぐには分かりづらいところがあるかと思います。

そういった時は、借金減額シュミレーターの減額診断を受ければ、どれくらい借金を減額できるかを無料で簡単に調べることが出来ます

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さらに、こちらのサービスを利用すると、債務整理に強い弁護士や司法書士しを紹介してもらえます。

実際、債務整理に慣れていない弁護士や司法書士に依頼してしまうと、返済計画がうまく立てられず、任意整理後の返済に失敗するケースもあります。

また、任意整理で成功するには、債権者との交渉能力が重要となって来ますので、必ず債務整理に強い弁護士や司法書士に依頼されることをお勧めいたします。